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2008.03.30

記者会見 お詫びのおじぎ深々と ざんげの値打ちもないけれど

あやまるのが仕事になってしまっている。

「申し訳ありませんでした」
「二度とこのようなことのないようにいたします」
深々とおじぎをする、背広姿のおじさんたち。
カメラのフラッシュが、連続弾のように炸裂して‥

ニュースで毎日のように見る光景で、
国民のぼくたちも、こういう「顔見せ披露」に
もうすっかり慣れっこになってしまった。

三重県伊勢市にある老舗の和菓子メーカーが
製品にかかわる偽装をしていた件で、
消費者らは口々に「信じられない」と驚きの声を
テレビカメラにむかって発したが、その2〜3ヶ月後に
営業再開するやいなや徹夜で店頭にならんで
その和菓子を買い求めんとした消費者たちこそ
「信じられない」人たちだとわたしは思った。

企業の不祥事の「謝罪」記者会見は、
いまや「儀式」となっている。
葬式や結婚式とおなじである。

 「あー、やれやれ。終わったな」
 「きょうの記者会見は、マスコミもたくさん来て、盛大でしたね」
 「うむ。わが社も大きくなったものだ」
 「それにしても社長のスピーチはお見事でした」
 「そうじゃろ」
 「迫真の演技でしたね」
 「リハーサルを繰り返してのぞんだからな」
 「わたしもすっかりだまされましたよ。社長のあの涙には」
 「はっはっは」
 「マスコミの連中も、あの涙のタイミングをとらえて、
  バシャバシャバシャですもんね」
 「われながら名演技だった。あのニュース映像はダビングしといて
  くれよ。わしの晴れ舞台だからな」

こんなふうにして。
あやまるのが仕事になってしまっている
お父さんたちが、この国にはたくさんいる。

そういう「お詫び」や「謝罪」の空々しさを、
子どもたちはどんなふうに見ているんだろうか。


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2008.03.24

恨みつらみまくしたてたい 春だから いつものようにふつうに働く

他人の足をふんだ人は、
ふまれた相手の痛みはわからない。
それは当然のことで、
相手にじぶんの足をふんでもらってみて
はじめてその痛みの強さに気づくものだろう。

人間だから、しかたない。

やっかいなことに、
他人の足をふんだ人は、
じぶんがその人の足をふんだことに
気づかなかったり、
あるいは気づかなかったふりをして
行き過ぎてしまうことがあることだ。

こういう不注意や不誠実はあらためたい。

会社のなかには、
「上の方を向いている人」や
「下の方を向いている人」などいろいろな人がいるが。
「上の方」を見ている人は、じぶんが誰かの「足」を
ふんでいても、「上の方」を見ているから
ふんでいることに気づかなかったりする。
「下の方」を見ている人は、じぶんが誰かの「足」を
ふまないように気をつけているから、
そういうことはおきない。

足をふまれたら、怒りの訴えをおこした方がいい。

「上の方」にいる人たちは、じぶんが誰かの足を
ふんだことに死ぬまで気づかないかもしれない。
「下の方」にいる人たちは、じぶんの足をふまれつづけて、
一生を終わってしまうかもしれない。
それが格差社会かもしれない。


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