革命の夢まだ覚めず ゲバラの血
「しんぶん赤旗」に、しばしば南米の小国ボリビアのことが
記事になって載っている。一般紙がほとんど取り上げない
ニュースをこの新聞はこまめに取り上げている。
きょうの紙面には、こんな見出しの記事が出ている。
「ボリビア 政党助成金を廃止 障害者支援基金に回す」
この国の上下両院が、政党助成金を廃止する法案を
賛成多数で可決したことを報じている。
ボリビアは、左派政権と右派政権の入れ替わりがこれまで
たびたびあった国である。いま注目されているのは、
先住民族出身のモラレス大統領が与党を率いている
ということによる。
先住民族の出身者が、一国の政権の座にいるということは、
どれほど稀で、また貴重なことであろうか。
この国はとても貧しい。
海を持たない上に、鉱物資源ぐらいしか輸出品を
もたなくて、長い間アメリカなどからの財政支援のもとに
経済を維持してきた。識字率も低い。
ぼくの伯父が移民として長い間生活をした地でもある。
とくに先住民族の人たちは、土地をもたず、貧しい暮らしを
強いられていた。空腹をコカ(コカインのもととなる葉)を咬んでまぎらわし、
日々の労働に堪えるという習慣が、その貧しさを象徴していた。
貧しい国の、貧しい層から出た大統領が、
アメリカの経済支配に異を唱え、いま、この強大国とたたかっている。
これはすごいことだと思う。
太平洋戦争の敗戦後にすっぽりとアメリカの支配下にはまりこんで、
その経済繁栄の旨味を味わいながら、言いなりになって、
じぶんたちの憲法の解釈をねじ曲げてでも平気の平左で、
海外派兵をするような国とはまったくちがう。
だからこそ、ボリビアのことは、日本のなかでは
小さなニュースにしかならないんだろう。
でも、ぼくは、この小さなニュースに
なにか希望の光のようなものを感じる。


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