串カツ王国へようこそ 微笑みの国からやってきた 合掌
お千代保稲荷へやってきた。
日本三大稲荷のひとつといわれる。
毎年のことながら、初詣に行きそびれ、いまごろ、
遅きに失した感はあるが、ともかく串カツでも食いにいこうやと、
まるで不純な動機でもってやってきた。
きょうは、ものすごい人である。
東海三県の串カツファンが全員集合してしまったのではないかと
思うほどの人手である。連れの犬はもうもみくちゃにされてしまって、
少々疲れ気味。わたしも疲れ気味である。
神社のなかへはいることはあきらめて、
入り口のところでたたずんでいたら、連れの犬を
かわいがってくださる人がいて、いっしょに写真をとったりしたが、
なんとはるばるタイからやってきた3名であった。
お千代保稲荷もタイまで知れ渡るにいたったかと
思ったが。そうではなくて。三重県内へ研修にきていたが、
きょうは研修旅行の最終日で、オフであったので、
たまたまやってきたということであった。
いや。わたしが聞いたわけではない。
妻が、あやしげな英語と中国語とを駆使して、
聞き取った内容がどうやらそういうことらしかった。
しかし妻の英語や中国語より、相手の日本語の方がはるかに
上手であったことはいうまでもない。
「ナマステ」
最後に妻がこう言って、合掌した。
すると、彼らも手を合わせて、お辞儀をしてくれる。
おお、すごいじゃないか、妻よ。いつのまにおまえはそんな
タイ語を習得したのだ、とにわかに感心したが。
あとで調べるとこれはタイ語ではない。チベット語だとか。
南無阿弥陀仏の意に通ずるらしい。
さすが仏教の国の人たち。妻のいい加減な挙動を
理解してくださって、ありがとう。



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